2016/09/24

省く(はぶく)と省みる(かえりみる)

同じ漢字だけど全く意味が違うのに驚いたので(今さら)。
先のブログで後輩と書きました。その子(女子)は蕎麦打ちを覚えたいと最近入社してきました。
早速教え始めていますが、まずはお手本となる私の作業手順を喋りながら見せるのです。そこで気付きました。

私はもう20年以上打っているので、私なりの癖やちょっとした工程を飛ばして打っています。人にはわからない程度の感覚的なところもいっぱいあります。
だけど、人に教えるとなると1から10まで事細かに伝えなければなりません。感覚の話をしても打った事のない人にわかるわけないですよね。
なのでその様に今まで「流れ」で作業していたものを一ヶ所ずつ細かな事まで「立ち止まりながら」進みます。
そんな事をやってみると、基本に戻る事が大事だと思い知らされます。
教えながら打った蕎麦の出来映えたるや…ロスが半分になるほど揃ったものが出来ました。
そこで思ったんです、「省いて」いたものをもう一度付け加えてやってみて、これまでのダメな部分に気付かされ初心に「省みる」事になるんだと。

同じ漢字なのに、こんな風に繋がるとは思ってもいませんでした。

その日からまた初心者の頃のように打っています。そこに習いたての時とは違うスピードが加わり…グレードアップ出来たかな。。出来てるといいなぁ。と、考えながら今日も打ってます。