そば粉は外皮のついたままの「玄そば」の状態や外皮だけを取り除いた「抜き」の状態では香りはほとんどありません。
香りが発せられるのは挽いた時に始めてと言って過言ではないと思います。
つまり、粗挽きは香りを発せられにくい…に行き着きます。
粗挽き感を求め過ぎると、香りのない、ボソボソしたものになりますし、逆に香りや喉ごしを求めようとすれば、粗挽きではなくなってしまいます。
粗挽きでも香りも喉ごしも欲しいと思うのは欲張りかも知れませんが、求めて行きたいといつも思っています。
まだまだやれることがあると、毎回石臼を回しながら考えます。
ギリギリ繋がる粒子、香りが一番出る粒子。その子たちの配合次第でどちらも兼ね備える事が出来るはず。
まだまだ続きます、粗挽き探求。
今度の火曜日も営業出来ます。
次回は福井で粗挽き、青森で細挽き。
是非ご賞味ください。お待ちしております。